ランド 1巻① 【実の子（凶相）を山に捨てに行く捨吉の仕事が泣けます！】 1話-2話 ネタバレ

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捨吉（すてきち）という名前の男性がいます。

捨吉の妻ツルは双子の子供を産み亡くなってしまいました。

この土地では双子は獣腹と呼ばれ嫌われます。

双子のうちの1人は目つきの

鋭さから「凶相」と呼ばれました…。

凶相の子供は後々災いをもたらすと言われています。

捨吉は昔から凶相の子供を山に捨てに行く仕事をしていて、

とうとう自分の子供も捨てに行くことになります。

山の上に立つ死神の様な姿の神様の元に。

そこまで行き凶相の子供をお供えするように置いてきます。

その直後鳥たちが一斉に鳴き出し群がります。

捨吉はその子に「アン」という名前を付け去って行きます。

罪悪感から捨吉は尖った石で自分の両目を傷付けます…。

アンは大きな鳥に掴まれますが着ていた着物をすり抜け真っ逆さまに落ち、ある男性に拾われます。

それから8年が経ち双子の片割れの女の子「杏」が元気に遊んでいます。

山に捨てたアンが杏と一緒に野山を駆け回りご飯をたらふく食べ、

思いっ切り笑顔で笑えるよう願いを込めて同じ名前を捨吉が付けたのでした。

ある時杏は鳥が山の向こうから小さな袋を摑み飛んで来るのを見ます。

杏は山の向こうに誰かが住んでいる？

と疑問に思い口にしますが友達は大笑いして、お山の向こうに人が住んでる訳がない。

お山の向こうはあの世だ…と杏に言います。

杏は空は続いているのに山の向こうからはあの世？と不思議に思います。

あの世に行くのは知命と呼ばれ誰もが50歳を迎えると死ぬとされています。

杏の友達の平太の父親はもうすぐ50歳になり知命を迎えます。

その時さっきの鳥が掴んでいた袋を落とし、それを杏が拾います。

中身は何かの種でした。

鳥を追いかけようとしますが夜になります。

夜は山の東西南北に立っている四つ神様が動き出し、寝ていない人を捕まえてあの世に引きずり込むと言われています。

杏は急いで家に帰りますが、あの種を拾った事を大好きな父の捨吉にも秘密にしておきます。

翌朝、一緒に住んでいる捨吉の妹の真理に厳しく昨日遅く帰宅した事を「四つ神様は見てるんだよ」と注意されます。

それでも杏は山の向こうの世界に心惹かれます。

外で杏が田んぼの仕事を手伝っていると友達の平太が走ってきます。

平太のお父さんの体調が悪く捨吉にあんまや針をしてもらおうと走ってきたのでした。

平太の家に杏も一緒に行き、治療をしていると鳥のお面を被った地位の高い人がやって来ます。

この土地を治めている「あやめ様」の体調が悪くすぐに来てくれと頼みに来たのでした。

平太の父親に「またすぐに来る」と捨吉は言いますが

鳥のお面の人は「その必要はない」と棺桶を用意します…。

1巻 1話(アン）ｰ2話（欲望）の考察と感想

この漫画を読んでいると狭い狭い世界とおかしなシキタリを守り、生きている人達に違和感を感じます。

だけどこの人達にすると、それが全てで世界なんですよね。

杏はそんな世界に疑問を感じ全てを知りたい！

と強く思うのです。

杏はこの狭い世界の外を知れるのでしょうか？

私が今回利用したのはコチラ

ランド 1巻 3話-4話 ネタバレ 【知命を迎えたモノの葬儀とあやめ様の葬儀。。。】